2月4日に北京2022オリンピックがいよいよ開幕します!
平昌オリンピックで見事銅メダルを獲得し、2大会連続のメダル獲得を目指すカーリング女子日本代表の試合を楽しみにしている方も多いですよね!
カーリングには選手ごとにポジションがあり、それぞれ役割が違います!
カーリング女子日本代表の司令塔は誰か知っていますか?
というわけで、今回はカーリングのポジションと役割について、選手の顔と名前も一緒にご紹介します!
これを覚えることで、北京オリンピックでカーリング競技をより楽しめること間違いなしです!
カーリングの各ポジションの役割は?
カーリングには、「リード」「セカンド」「サード」「フォース」「リザーブ」といったポジションがあります!
ポジションによって様々な役割もあり、これらを知ることでカーリングの魅力に気が付くかもしれません。
カーリングは4人+1人(リザーブ)の5人でチームが構成されるのが基本です。
4人は決められた投球順に2投ずつ相手チームと投げ合います。
両チームの全員が投げ終えた時に、ハウスと呼ばれる得点エリアの中心に一番近いチームに得点が入ります。
練習しましたー。
カーリング専用シート、めちゃめちゃ楽しい!!! pic.twitter.com/RFn3tRmHML— こんどー (@kondo_curling) February 24, 2020
「赤いストーンが円の中心に一番近いから赤が1点だ!」と大まかなルールを把握している人は多いのではないでしょうか。
では、これからさらにカーリングを楽しむために押さえておきたいポイントとなる、
「各ポジションの役割」について見ていきましょう!
各ポジションと投球順序
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こちらは北京オリンピックに出場する日本代表チームです!
試合に出場する選手以外にも、コーチやリザーブと呼ばれる控えの選手を含めて、一つのチームです!
それぞれが大切な役割をこなしています!
カーリングは4人のプレーヤーがストーンを決められた投球の順番に投げることは先ほどお話ししましたね。
実は、この投球順によって選手のポジションも決まっているのです。
北京オリンピックに出場する女子日本代表選手を参考に各ポジションと投球順、役割をまとめてみました。
選手名 | ポジション | 投球順 | 役割 |
吉田夕梨花 | リード | ① | 1,2投目の投球・スイーパー |
鈴木夕湖 | セカンド | ② | 3,4投目の投球・スイーパー |
吉田知那美 | サード | ③ | 5,6投目の投球・スイーパー ・バイススキップ |
藤澤五月 | フォース | ④ | 7,8投目の投球・スキップ |
石崎琴美 | リザーブ | ケガ等緊急時に4人の代役を務める控え選手 |
①~④の投球順があり、それぞれ「リード」「セカンド」「サード」「フォース」というポジションに分かれていることが分かりますね。
また、この4人の選手の控え選手として「リザーブ」という役割の選手が存在します。(フィフスと呼ぶこともあります。)
役割に書いている「スイーパー」「バイススキップ」「スキップ」についてはのちほど紹介します。
ここでは、投球順によってポジションが決められているということを押さえておきましょう!
では、ここからはカーリング女子日本代表選手を投球順に役割と合わせて紹介していきます。
リード:吉田夕梨花の役割
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リードを務めるのは吉田夕梨花選手です。
リードの選手は試合を組み立てる最初の1投を投げる大切な役割を担っています。
はじめにどこにストーンを置くのか、どんな狙いがあるのか、そんなことも観戦を楽しむ要素かもしれませんね。
また、リードの選手は自分の投球以外は「スイーパー」という役割を担います。
セカンド:鈴木夕湖の役割
The 36th ZEN-NOH Japan Curling Championships
-鈴木夕湖選手(Team Fujisawa)#カーリング#JCC36th pic.twitter.com/fyqPmQxxhD— クランク (@g_crank15) March 28, 2019
セカンドを務めるのは、鈴木夕湖選手です。
鈴木選手の役割は、3,4投目の投球と「スイーパー」です。
試合状況に応じて相手チームのストーンをはじき出したり、作戦としてブロックを置くなど後半の戦いにつなぐ大切な役割があります。
サード:吉田知那美の役割
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サードを務めるのは、吉田知那美選手です。
吉田選手の役割は、5,6投目の投球と「スイーパー」、そして「バイススキップ」です。
最後のフォースの選手がより優位に投球し得点に結びつけたり、失点を防ぐための大切な役割を担っています。
フォース:藤澤五月の役割
藤澤五月#カーリング #LS北見 #もぐもぐタイム #オリンピック銅メダルhttps://t.co/E7fLkiMf0Zpic.twitter.com/amaV31DQeK
— 美人アスリート・女子アナ・お天気お姉さん (@JyoshiAthlete) January 23, 2022
フォースを務めるのは、藤澤五月選手です。
藤澤選手の役割は、7,8投目の投球と「スキップ」です。
得点が決まる瞬間でもあり、場合によって得点を与えてしまうこともある、勝敗を決める最も重要な投球を行う役割と言えるでしょう!
リザーブ:石崎琴美の役割
石崎琴美、ロコ・ソラーレ「フィフス」として客観的視点で「プラスになる存在に」…02年ソルトレーク10年バンクーバー出場 : スポーツ報知 https://t.co/C6M1qqOq22 pic.twitter.com/ATzOo8tiqu
— カーリング備忘録 (@curlmemo) October 22, 2020
リザーブを務めるのは石崎琴美選手です。
石崎選手はこれまで紹介してきた4人の選手に何か緊急のトラブルがあった際に代役として出場する控え選手です。
いつどのポジションで出番が回ってくるかは分かりません。
逆にいうと、どこのポジションでもこなすことが出来るオールマイティな役割が求められます!
スイーパーの役割
ここで「スイーパー」について紹介しておきましょう!
「スイーパー」とは「掃き手」という意味です。
録画した #GETSPORTS を再び見てます。再度見た中で気になった言葉 #クレイジースイーパー あまりに激しいスイープをする #吉田夕梨花 #鈴木夕湖 両選手を見た他国チームのカーラーが付けたニックネーム、番組内でも語られていましたが、やはり其処には勝利への執念がそうさせていたんだなと感じました pic.twitter.com/mJsYvxxVdr
— ANA撮り機動カメラマン (@anadoriphoto) March 12, 2018
カーリングでは投球したストーンの前をブラシで「スイーピング(掃く)」することで、ストーンをより遠くに届かせることが出来ます。
そして、こする位置によって、ストーンを曲げたり、こする速さによって、ストーンの速さも調整できるので、「スイーピング」はとても奥が深いですね!
スイーパーの動きにも注目してみてみると面白いかもしれませんね!
スキップとバイススキップの役割
先ほどの役割紹介の中で出てきた「スキップ」「バイススキップ」について紹介します。
スキップ | チームのリーダー的役割を担います。 投球前に作戦を組み立てたり、自分の投球時以外はハウスの中で投球者やスイーパーに指示を出します。 |
バイススキップ | スキップの選手が投球する際に、ハウスの中に立ち指示を出します。 また、スキップのサポートとして作戦の組み立てにも補佐的な立ち位置で参加します。 |
カーリング女子日本代表で「スキップ」の役割を担うのはフォースの藤澤五月選手でしたね。
「スキップ」の選手は相手の状況、試合展開に応じて作戦を組み立てたり変更したりチームのリーダー的存在です。
試合の映像を見ても、ブラシを立ててストーンのコースを投球者に掛け声で示したり、ストーンの周りにチームで集まって作戦会議を行う場面では中心になって指示を伝えています。
また、投球が行われた後はストーンの道筋を予測して、「スイーパー」へブラシを掃くはやさや強さなどをカーリング用語を使って掛け声で指示を出しています。
カーリングの掛け声にはそれぞれ意味があり、この掛け声やカーリング用語の意味を知っているとより試合が楽しくなるでしょう!
「バイススキップ」を担うのは吉田知那美選手でしたね。スキップの選手が投球する際にはハウスから指示を出します。
スキップの選手の補佐的な役割もあるので、作戦への助言や提案なども積極的に行っているようです。
フォースの選手が主にスキップ、サードの選手が「バイススキップ」を担うことが多いようですが、特別決まりはなくどのポジションの選手が担っても問題ありません。
スキップで最終投球者の藤澤選手、その藤澤選手の投球時にハウスから指示を出す吉田選手。
どちらも相当なプレッシャーや責任があるでしょう!
もちろん、2人だけでなくチーム5人がそれぞれが背負う大きな役割を果たすことで、カーリングの試合が成り立っています!
日本代表女子チームの司令塔は誰?
カーリングのポジションと役割について、オリンピックに出場する日本代表女子チームの選手と照らし合わせながら紹介してきました。
次は日本代表女子チームの司令塔について見ていきましょう。
日本代表女子チームの司令塔は「藤澤五月選手」!です。
カーリングでは、「スキップ」の選手がチームの中心で司令塔の役割を担っています。
藤澤選手は日本代表女子チームではフォースでありスキップです。
まさにチームの心臓であり司令塔であることは間違いありません。
北京オリンピック2022では司令塔藤澤選手が試合の中でどのようにチームを勝利に導いてくれるのか注目です。
そして、チームの司令塔藤澤選手を中心にリードの吉田夕梨花選手、セカンドの鈴木夕湖選手、サードの吉田知那美選手、リザーブの石崎琴美選手が一丸となって戦う姿が楽しみですね。
カーリング日本代表女子チームの強さの秘密は仲の良さ?!
カーリング日本代表女子チームの熱戦が繰り広げられていますが、世界の強豪たちを相手に勝ち進んでいく彼女たちの強さはもちろんですが、メンバー同士の仲の良さに目を奪われた方も多いのではないでしょうか。
カーリングの試合をする上で必要となる掛け声だけでなく、メンバー同士が常に声を掛け合って、励まし合っている姿をよく見かけますね!
ロコ・ソラーレは、オリンピック代表決定戦の試合でも、最後に大逆転勝利でオリンピックへの切符を掴んでいます!
その代表決定後に答えているインタビューの映像がありました!
これを見れば、メンバー同士の仲の良さやお互いをリスペクトし、信じ合っている姿が垣間見えて、それぞれの役割をこえて、みんなで支え合いながら戦っているのがわかりますね!
彼女たちのことをもっと知りたいと思った方は、こちらもおすすめです!
前回の平昌オリンピックの前に出版された本です!
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北京オリンピックで日本代表として戦っているロコ・ソラーレを応援したいという方は、ロコ・ソラーレの本拠地である北海道北見市のふるさと納税もあります!
ロコ・ソラーレグッズのタオルとタンブラーが返礼品としてもらえるそうです!
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こんな応援の仕方もあります!参考にしてみて下さい!
まとめ
カーリングのポジションと役割について触れ、日本代表女子チームの司令塔は誰か、紹介してきました。
簡単におさらいします。
✔ ポジション名:「リード」・「セカンド」・「サード」・「フォース」・「リザーブ」
✔ 試合の中で「スイーパー」・「スキップ」・「バイススキップ」という役割がある。
✔ 「スキップ」の選手はチームの司令塔の役割を担う。
✔ 「バイススキップの選手は「スキップ」を補佐する役割。
✔ 日本代表女子チームの司令塔は「藤澤五月選手」
いかがでしたか?
カーリングのポジションと役割について理解していただけましたか?
これで北京オリンピックでカーリング女子日本代表の試合をより楽しめますね!


最後までお読みいただきありがとうございました。