関東学生連合はなぜ弱いの?過去最高順位は?参考記録になるのはなぜ?

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毎年お正月の風物詩といえば、箱根駅伝ですね!

箱根駅伝2023の1区では、関東学生連合の新田が21人の集団を抜け出し、一時首位独走したため注目が集まりました!

結果的には抜かれてしまいましたが、関東学生連合の存在が大きくなった瞬間でしたね!

そんな関東学生連合は各大学のエリートを集めているはずなのになぜ弱いのか?

関東学生連合の過去最高順位は?

そして、関東学生連合の記録は正式な記録としては残らず、参考記録となってしまうのはなぜ?

箱根駅伝の中継を見ていてこんな疑問を持った方はいませんか?

というわけで、今回はそんな関東学生連合に関する様々な疑問に答えていきます!

どうぞ最後までお読みください。

箱根駅伝の関東学生連合とは?

毎年10月に行われる箱根駅伝予選会で出場権を得られなかった大学の中から、優秀な個人成績を上げた選手を各大学1人ずつ選抜されて構成されるチームのことです!

第99回箱根駅伝では、育英大学から選抜された新田颯選手が21人の集団を抜け出し、途中まで2位と最大450m以上の差をつけて首位独走状態だったため、関東学生連合チームの注目が集まりました!

最後は明治大学と駒澤大学に追い越されてしまい、結果は3位相当でタスキを渡しました。

しかし、新田颯選手の記録は参考記録となり、順位や正式記録としては付かないですが、見ている人の記憶には確実に残る本当に素晴らしい力走でしたね!

では、箱根駅伝の関東学生連合の選抜方法はどのようになっているのか見ていきましょう!

箱根駅伝の関東学生連合の選抜方法は?

関東学生連合チーム(旧:関東学連選抜チーム)が作られる前は、大学として予選会を通過できなければ、どんなに優秀な選手も箱根駅伝に参加することができなかったのです。

1つでも多くの大学に、1人でも多くの学生に、出場機会を与えるという趣旨のために、このような関東学生連合チーム(旧:関東学連選抜チーム)が発足した経緯があります。

では、どのように選手を選抜しているのか見てみましょう!

現在、関東学生連合の選抜には以下のようなルールが設けられています!

関東学生連合の選抜ルール
・予選会を通過できなかった大学から個人成績優秀な選手を各1人ずつ!
・大学、連合を問わず本戦出場経験が一度もない選手
・学内最高順位の選手が本大会出場経験がある場合は、同大学2位の選手が選抜候補!
・選抜されるのは16人!本選に出場できるのは10人!
・予選会に出場しなかった選手は対象外!
・予選会に出場しても留学生は対象外
箱根駅伝と言えば、選手たちにとって、一度は立ってみたい夢の舞台!
その舞台に1人でも多くの選手を立たせてあげるため、1度でも箱根駅伝の本選に出場したことのある選手は選ばれないようです。

箱根駅伝の関東学生連合の監督は誰?

箱根駅伝の関東学生連合の監督を務めるのは誰かご存じですか?

関東学生連合の監督は、箱根駅伝の予選会で落選した大学の中で、最上位の大学の監督が務めることになっています!

第99回箱根駅伝では、予選会12位だった中央学院大学川崎勇二監督が務めています!

管理人
管理人

バラバラな大学からの各選手たちをまとめるのは、きっと想像以上に大変ですよね!

関東学生連合はエースが集まっているのになぜ弱いの?

関東学生連合は各大学のエースが集まっているんだから、上位に食い込むのではないか?

なぜこんなに弱いのか疑問に思いますよね?

次は、その理由について深堀していきましょう!

関東学生連合はなぜ弱い?:①チームワークが足りない!

まず考えられるのが、他のチームと比べてチームワークが足りないからでしょう!

10月15日に行われた予選会の後に関東学生連合チームが発足しますが、本選までは2か月ちょっと!

この短期間の間でチームワークを築くのは至難の業です!

しかも、住んでいるところも、練習拠点もバラバラなメンバーたち!

基本はオンラインで週1回程度ミーティングを行い、練習は各大学でそれぞれが行います!

例年であれば、2~3回程度は本選までに集まって練習も行っていたようですが、今年は感染対策を考慮し、合宿や全員で集まっての練習はしない方針だったようです!

つまり、実際に集まって練習を行ったり、コミュニケーションを取ることが難しい関東学生連合チームと、監督とともに寝食をともにしたり、何年もかけてチームワークを築いてきた箱根駅伝常連校たちの中では、やはり埋められない大きな差がありますよね!

チームとして同じ目標に向かって、日々厳しい練習に励みながら、チームとしての絆を深めている大学チームにチーム発足から2か月ちょっとで本番を迎える即席の関東学生連合チームが、チームワークで叶うはずがありません!

チームメイトや監督との絆が見るものの心を熱くさせ、そこが箱根駅伝の見どころの一つでもありますね!

管理人
管理人

個人の成績だけで、上位に行けるほど、箱根駅伝は簡単なレースではないということですね!

関東学生連合はなぜ弱い?:②箱根駅伝は山道の厳しい特異なコース

そして、もう一つの理由が、平地コースのタイムだけではわからない箱根駅伝特有の山道の厳しい特異なコースだということです!

アップダウンの激しい山道が何度も選手たちを苦しめます!

これは予選会のコースとは大きく違うので、平地コースのタイムだけで選抜された選手たちがこの箱根駅伝のコースでよい記録を出せるとは限らないのです!

そのための練習を繰り返して、対策を長期間にわたって行っている常連校を相手に、良い成績を残すことはとても難しいことだとも言えますね!

関東学生連合はなぜ弱い?:③外国籍の留学生が対象外!

もう一つ考えられる理由は、関東学生連合チームには外国籍の留学生は選抜されないというルールがあります!

予選会で上位の成績を収めているメンバーの中には、外国籍の留学生が多くみられますが、残念ながら選抜メンバーには選ばれないのです!

今回も、第99回箱根駅伝の往路で、圧倒的な存在感を示した外国籍の留学生選手がいましたよね?

4区で驚異の8人抜きを達成し、公式記録は1時間ジャストで区間新記録を樹立したイェゴン・ヴィンセント選手(4年)です!

やはり外国籍の留学生は、もともとの身体能力の高さからか、圧倒的な強さを持っている選手が多いので、大学チームなら1人メンバーに入れることができるのに、関東学生連合チームには留学生が入れないというのも大きな差に繋がっているのではないでしょうか!

関東学生連合の過去最高成績は?

箱根駅伝での関東学生連合の過去最高成績は、2008年に行われた第84回箱根駅伝で納めた4位という成績です!

そして、今までの関東学生連合の成績や記録についてはこちらを参考にしてください!

大会 総合順位 総合記録
2022 98回大会 14位相当 11時間00分25秒
2021 97回大会 20位相当 11時間18分10秒
2020 96回大会 19位相当 11時間12分34秒
2019 95回大会 21位相当 11時間21分51秒
2018 94回大会 21位相当 11時間40分02秒
2017 93回大会 20位相当 11時間31分29秒
2016 92回大会 11位相当 11時間15分30秒
2015 91回大会 19位相当 11時間19分12秒
2014 90回大会 選抜チームの編成なし
2013 89回大会 13位 11時間31分50秒
2012 88回大会 17位 11時間21分36秒
2011 87回大会 18位 11時間21分17秒
2010 86回大会 16位 11時間29分37秒
2009 85回大会 9位 11時間18分20秒
2008 84回大会 4位 11時間12分25秒
2007 83回大会 20位 11時間41分53秒
2006 82回大会 19位相当 11時間29分10秒
2005 81回大会 18位相当 11時間26分38秒
2004 80回大会 関東学連選抜ではなく日本学連選抜チームが編成された
2003 79回大会 16位相当 11時間27分21秒

 

関東学生連合の過去最高記録は4位でしたが、過去の成績の中で、10位以内に入ったのは2007年と2008年の2回しかありません!

最下位に近い順位の年も多く見られますね!

関東学生連合はに選ばれる選手は、個人としては素晴らしい記録を持っていても、やはりチームとしてはなかなか厳しいようです!

このような結果を見て、関東学生連合は弱いと言われているのかもしれませんね!

そんな中で4位という成績を残した2008年の選手たちの活躍は凄いことですよね!

実は、4位という順位を残した2008年の監督は、なんと原晋監督でした!

原晋監督と言えば、現在青山学院大学陸上部の監督を務め、何度も箱根駅伝で青学を優勝に導いた名監督ですね!

管理人
管理人

この時の関東学生連合の躍進は、名監督の力があったのかもしれませんね!

原晋監督はやはりさすがですね!

関東学生連合の記録が参考記録になるのはなぜ?

第99回箱根駅伝の1区!

関東学生連合チームとして出場し、21人の中から勇気をもって飛び出し、途中まで首位独走状態!

「このまま1位でタスキを繋いでも参考記録のため、正式記録としては残りません!」と何度もアナウンスがありましたね!

記録には残らなかったけれど、見ている人の記憶には残る本当に素晴らしい走りで、感動した人も多かったはずです!

「新田颯選手が区間賞を取ってほしい!」という声も多く聞かれた中、なぜ正式記録にはならないのでしょうか?

その理由について深堀していきましょう!

関東学生連合が参考記録となった歴史!

関東学生連合は2015年の第91回大会から再びオープン参加となり、個人記録そのものは有効な記録にはなりますが、チームとしても個人としても順位は付かないので、すべて参考記録となったようです!

ここに至るまでには色々な歴史がありました!

まとめるとこのようになります!

名称 参加形態 個人記録 チーム記録
2003~2006
(2004以外)
関東学連選抜 オープン参加 ×
2007~2013 関東学連選抜 正式参加
2015~2022 関東学生連合
※名称変更
オープン参加 × ×

 

まず、2003年に「関東学連選抜チーム」として順位のつかないオープン参加で出場するルールに変わりました。この時は個人記録としては残すことができました

その後、第83回大会(2007年)から第89回大会(2013年)までは、関東学連選抜チームは正式参加が認めらえ、正式な記録として順位も付きました

万が一関東学連選抜チームが10位以内に入った場合は、シード校が1校減るため、翌年の予選会からの出場校が1校増えたそうです!

その後、一時は関東学連選抜チームを廃止する案や、5年に一度にする案が出たものの、様々な議論を重ね、存続することになりました。

そして、第91回大会(2015年)からは現在の「関東学生連合チーム」に名称変更となり、再びオープン参加となり、チームとしても個人としても順位が付かない現在の形になったようです!

次回の第100回大会(2024年)は記念すべき大会ですが、関東学生連合チームは結成しないことが決定しています!

代わりに、今まで関東学生連合に所属している大学しか予選会に出場できなかったのですが、記念すべき第100回大会は全国の大学に出場機会を与えることが決定しています!

予選会を通過すれば、本線の箱根駅伝に出場することができるのです!

管理人
管理人

今後も関東学生連合チームの存続か廃止かについては、議論の的になりそうですね!

まとめ

いかがでしたか?

関東学生連合についてみんなが思う疑問に答えていきました!

どのように選抜され、過去最高成績やなぜエースが集まっているのに弱いのか、記録が参考記録になってしまう理由について理解していただけましたか?

毎年熱い戦いが繰り広げられている箱根駅伝!

関東学生連合チームの奮闘にも注目してみて下さい!

管理人
管理人

最後までお読み頂きありがとうございました♪